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我が国に専業の警備業が誕生したのが、昭和37年。宮城県にはそれから2年後の昭和39年。警備業は歳月を経て、漸く大人の産業に成長しようとしているところであります。警備業は、地域社会における安全・安心を提供する生活安全産業として発展してきましたが、深刻化する治安情勢に対し、国民の自主防犯行動を補完・代行する犯罪抑止体系に位置付けられ、警備業に対する期待はかつてないほどに高まってきております。

我々警備業界は、このような社会の要請に応えるために、警備員の教育指導の充実を図り、警備員の検定資格を取得させるための講習等を積極的に実施するなど、訓練されたプロフェッショナルな警備員として育成するとともに、新時代に相応しいより質の高い警備業務の提供に努めているところであります。社団法人宮城県警備業協会としては、警備業務の基本は、人、即ち一人ひとりの警備員の知識及び能力の向上が最も重要であることを深く認識し、会員、役員、事務局職員及び非常勤委嘱講師が一丸となって、有能な警備員としての人づくりとその輩出に精励してまいる所存でありますので、警備業に対する皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

新時代を迎え、警備業法の一部が改正され、平成17年11月21日に施行され、今回の改正により、重要な警備業務を行うに当たっては、検定合格警備員の配置が義務化されました。警備業は新しい産業であり、県民生活の安心・安全を守る崇高な使命をもつ産業であります。皆様には、警備業務のご利用に当たっては、資質の高い当協会加盟警備業者にご用命いただければ幸いであります。